骨再生・移植
インプラントには骨の幅と高さが関係しています。
これから骨が薄くならないようにするために もうすでに骨が薄い方へ
特徴
ソケットプリザベーションは骨を保存し、再生させる治療です。
ソケットプリザベーションとは骨の吸収を防止するために抜歯の時点で骨充填材などを「穴」に入れて骨を再生させる方法です。
歯を抜くと穴が開きます。
この穴は時間と共に周りの骨の吸収が進み、やせて薄くなります。
このような状態になってしまうとインプラントの埋め込みが難しくなります。
骨がやせて薄くなる前に処置をしておく方が負担が少なくてすみます。
治療名
抜歯窩保存法症例
残っている骨を保存して、骨の無い部分に骨を再生させます。CASE1
奥歯の場合![]()
STEP01 |
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STEP02 |
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STEP03 |
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STEP04 |
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STEP05 |
CASE2
前歯の場合![]()
STEP01 |
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STEP02 |
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STEP03 |
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STEP04 |
特徴
GBR法は幅が薄いまたは高さがない骨を、インプラントの埋め込みが可能な骨にするための再生治療です。
GBR法は新しい骨の元になる骨充填材を骨を増やしたい部分に置き、その上から特殊な専用膜を使用し、あごの骨の再生を誘導する手術です。
治療名
骨誘導再生治療利点
低侵襲の骨移植法欠点
代用骨(自分の骨の代わりになる骨充填材を使用します)世界中で広く使われている代用骨や成長因子です。
最新のものでは骨形成タンパク(BMP2)といった医療で使われているものを使用しています。最先端医療の材料の分野では日本は欧米よりもかなり遅れているのが現状です。
当院では骨の再生治療に関しましては、欧米で20年以上臨床応用され、科学的根拠に基ずく骨再生治療の分野で問題が起きていないBio-ossという牛由来の代用骨、Puros,Dynablastというヒト由来の代用骨、化学合成材からなるCerasorbや患者様自身の自家骨などから適応と患者様のご希望に合った代用骨を選択し骨の造成を行っています。
症例写真
CASE1.
骨GBR必要なし。骨の幅も高さもしっかりしていてます。インプラントをすぐに埋める事ができます。
CASE2.
GBR必要です。骨の幅が薄いです。 まず骨を造ってからインプラントを埋め込みます。
CASE3.
GBR必要です。 骨の幅が薄いです。 骨を造るのと同時にインプラントを埋め込む方法もあります。
特徴
ブロックグラフトは自身の骨を採取し移植して骨を造る治療です。
ブロックグラフト法は自身の体のある部分から自分の骨をブロックとして切り取り、ブロックのままか砕いて粒上にし骨が足りない部位へと移植する方法です。
骨の採取は通常、下顎骨のオトガイ部、下顎枝から採取する場合が多いです。
利点
自分の骨のみを利用しているという安全に対しての安心感欠点
(1)骨移植する部位のオペ以外に骨を採取する部位のオペを行わなければならない。
つまり2箇所のオペが必要になる。
(2)オペ後に口の中の骨を採取した部位が強く腫れることが多く、それに伴い痛みが発生する事がある。
(3)骨採取部位の術後感染つまり併発症を起こすことがある。
腫れ、排膿を行すので、抗生物質の長期投与や採取部分の除去などを行う事がある
(4)ブロック骨が著しく吸収しやすい
症例骨が薄いので、奥歯の後ろからブロックの骨を採取し、移植します。 |
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特徴
上の奥歯のあたりに骨の高さがないときに、骨の高さを再生させる治療です。
上あごの内部には上顎洞と呼ばれる大きな空洞が存在します。
歯がなくなると歯槽骨も吸収しますので骨の高さがなくなります。
奥歯に相当する場所にインプラントを埋め込む場合、よく骨の高さが不足して、数ミリしか骨が無い場合があります。
そのような骨の不足を骨充鎮材を用いて骨の高さを補う方法をサイナスリフト法といいます。
利点
上顎洞挙上術症例
CASE1.
奥の2本の歯を失いました。歯を失い骨の高さがとても低いです。
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![]() 骨の高さが低いです。 |
![]() 骨の高さを作るために 骨充填剤を使い、骨を再生します。 |
![]() 骨の高さが再生できましたら インプラントを埋め込みます。 |